「当初はそれほど重大ではなかった問題が、今になって浮上している感がある」
「それはなんだい?」
「没ネタ復活の害だ」
「害とはなんだい?」
「その作品をリメイクする際に没ネタを復活させることだ」
「それは害なのかい?」
「条件次第では毒にも薬にもなる」
「毒になる理由は?」
「実はヤマトの場合、没ネタは形を変えて、続編で使用されている場合が多い」
「惜しいからどうしても何らかの形で利用したいわけだね」
「そうだ。ところが、リメイクに際して没ネタを復活させてしまうと、続編のネタを先食いしてしまう形になり、続編が作りにくくなる」
「結局、あれは【続編が無い場合にのみ有効な策】だってことだね」